防蝕亜鉛CPZとは、AZCの高純度亜鉛地金(純度99.99%以上)を主原料とし、
水素過電圧の大きい元素を添加して防蝕性能を高めた、均質な防蝕用亜鉛合金陽極です。
おもな特徴、用途、組成、形状・寸法は次の通りです。


■おもな特徴
●防蝕に必要な有効電位差を長期に渡って維持できます。
●ほぼ100%に近い発生電流効率を得られます。
●自己腐蝕がゼロで、ほとんどが有効防蝕電流として得られます。
●結晶組織が均一で、陽極表面の腐蝕生成物が静海水中でも容易に剥離する優れた溶解性を持っています。
●発生電流を自動的に調整する性能を持ち、経済性に優れています。
●正確かつ簡単に取り付けできる工夫を施しています。


■おもな用途
●船体外板、船内バラストタンク、推進器、船舶用熱交換機など。
●海水を使用する各種熱交換機、冷却器、復水器、送水管、ポンプなど。
●比抵抗の低い土中埋設鉄管、鉄塔の脚部、各種タンクの底部など。

 
 

■CPZの組成
タイプ
Aタイプ
Cタイプ
成分構成
Al
0.100-0.500
-
Cd
0.025-0.150
0.050-0.080
Fe
<0.005
<0.0014
Pb
<0.004
<0.004
Cu
<0.003
<0.003
Zn
Rem.
Rem.
備考
常温用:主に船舶に使用
高温用:主に熱交換器に使用

CPZ規格品の形状・寸法
品名
厚さ×幅×長さ(mm)
重量(Kg)
形状
おもな用途
詳細
1M
1.25M
2M
17×70×150
20×70×150
25×70×150
1.0
1.2
1.4
船舶外板
1F
20×70×100
0.8
船舶外板
推進器など

コンデンサー

熱交換器
2F
3F
4F
17×100×200
20×100×200
30×100×200
2.0
2.5
3.6
6F
7F
8F
12F
20×150×300
25×150×300
30×150×300
40×150×300
5.9
7.2
8.3
12.0
3/2F
4/2F
20×100×100
30×100×100
1.3
1.8
熱交換器
6/2F
8/2F
12/2F
20×150×150
30×150×150
40×150×150
2.9
4.3
5.6
FS
1FS
2FS
20×70×150
25×70×150
1.6
1.9
船舶外板
推進器など
3FS
4FS
20×100×200
30×100×200
3.0
4.3
6S
8S
10S
13S
20×150×300
25×150×300
30×150×300
40×150×300
6.5
8.0
9.5
12.5
船舶外板
推進器など
18S
50×75×800
18.0
船舶外板
ビルジキール
4B
8B
9B
11B
32×32×600
35×35×1,000
44×44×600
35×35×1,200
4.6
9.0
8.5
11.0
艤装中の船体外板
海水中鉄構造物
土中埋設物
バラストタンク
15B
18B
22B
30B
42B
60×60×600
50×50×1,000
50×50×1,200
83×83×600
100×100×600
15.8
18.5
22.0
30.2
43.0
ZP
ZP-1
ZP-4
ZP-6
ZP-8
ZP-9
20×75×150
13×150×300
20×150×300
25×150×300
30×150×300
1.6
4.1
6.3
7.7
9.0
一般用
D-1
D-3
25×φ90×φ100
50×φ90×φ100
1.2
2.4
熱交換器

CPZ異型品の形状・寸法
品名
寸法(mm)
標準重量(Kg)
形状
おもな用途
丸棒
20φ×300
25φ×300
30φ×300
35φ×300
40φ×300
45φ×300
50φ×300
55φ×300
60φ×300
65φ×300
70φ×300
75φ×300
80φ×300
85φ×300
0.7
1.2
1.5
2.0
2.7
3.4
4.2
5.2
6.2
7.2
8.2
9.5
10.7
12.0
船舶内燃機 熱交換器水室
その他特殊構造物用
(指定寸法に切断可能)

リング
指定寸法に製作
-
船尾管用
(スタンチューブ)
丸型
外径40φから5mm間隔で100φまで、50φ、60φ、70φ、80φの場合で、各々15mm、20mmの厚みの品をご用意しております。
船舶内燃機用
(ウォータージャケット、
オイルクーラーカバー)

 

■CPZ使用上の注意

1.CPZ使用可能範囲
海水中、海水を使用する陸上施設、または比抵抗の低い土壌中などの電解質を通じて被防蝕体に防蝕電流を流し込むのが目的で、電解質は介在しません。たとえば空気中に曝露した鉄構造物などに対しては、防蝕効果を発揮しません。

2.ボルト締付型(F型)の使用上の注意
錆びたボルト、ナットを使用したり、締付面に異物(絶縁性のあるものなど)を挟み込まないようにしてください。
CPZと被防蝕体との電気的接触を確実にすることが必要です。
CPZ取付後、陽極と対象物の接触抵抗を低抵抗計で計測して0.02Ω以下であることを確認してください。

3.CPZ取付後の注意
CPZの表面は、つねに金属面を露出した状態で取り付けることが必要で、塗装したり、油などの不着で汚したりすることは防蝕効果を阻害することになります。